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DOTA 2 戦術基礎

Written by zesuran

ハラス

ハラスには通常攻撃とスキルによるハラスがあり、更にスキルハラスは大きく分けて対象指定と AOE ( 範囲攻撃 ) に分かれます。

通常攻撃によるハラス

相手がラストヒット(以下LH)を取りに来た時やこちらにハラスしに来た時、相手より射程やモーションが良い場合はクリープに殴られない位置から攻撃します。

危険なのは、相手に優秀なディセーブル ( スロー・スタンなど ) があるにも関わらず前に出過ぎること。特に、自分や相棒(いる場合)にエスケープスキルやカウンターできるディセーブルがない場合は、Mid や他のレーンにヘルプしてもらいましょう。

ハラスにおいて重要な事は、相手より HP やマナ・レベルを高く保ち、レーンでの優位性を保つことにあります。無理なハラス ( クリープに殴られながらのハラス・HPリジェネが高い相手に対するスキルの使いすぎ、それによって Mid が Gank に来た時にディセーブルできない etc ) は控えましょう。

ハラスする対象は、狙いやすいことと HP が低くキルが取りやすいことが重要になってきます。

具体的な例としては Faceless VoidPhantom Assassin / Alchemist / Slardar などのメレー Carry は、序盤は近づくスキルに乏しかったり、単体では火力を出せなかったりするヒーローです。そのため、レンジヒーローや優秀なディセーブルを持つヒーローは積極的にハラスに出ることができます。

また HP の低いキャラ ( Agi / Int 全般 ) に対しては、ハラスの打ち合いからスキルを決めてキルを取りに行くことができたり、レーンから下がらせて一時的に 2:1 の状況を作り出したりできます。

スキルでのハラス

スキルでのハラスはマナとの相談になります。 Lich のサクリファイス、ボトルやソウルリング、Crystal Maiden のマナリジェネレーション、Keeper of the Light のマナ回復などがある場合は、積極的にハラスを行っていきましょう。そうでない場合は、身を守るためやキルを取るためにある程度のマナ(スキル1回分)は残しておきましょう。特に AOE スキルの場合はしっかり当たりそうな時に使っていきましょう。

テクニック:敵クリープは敵をクリックして攻撃しようとすると、感知範囲だとターゲットをこちらに変えてきます。この時、味方クリープを攻撃するとターゲットから外れることができます。タワーに攻撃された時もターゲットを自分から外すのに使えるので一度練習してみてください。

また、この性質を利用してクリープを自分の近くに引っ張りラストヒットを取りやすくすることもできます。 ( リプレイなどで上手な人の動きを見てみて下さい )

レーンの位置(レーンコントロール)

レーンの位置は非常に重要です。例えば、タワーの下なら Gank を受けにくいし Deny もしやすくなりますが、タワーの攻撃で LH が取りづらくなります。また Gank を受けた時にタワーが近ければ、味方がテレポートしてくれて返り討ちにしてくれるかもしれません。 

レーンの位置は、なるべく自分たちが有利なところにコントロールするよう心がけます。特にトリレーン ( 3人でレーンを維持する ) の場合は Pull を行ったりしてレーンを下げてファームをし、相手に経験値を吸わせないようにする必要があります。逆に、相手がソロの場合は経験値を吸われ LH まで稼がれたら負けていると感じたほうがいいかもしれません。 

レーンを下げる一番簡単な方法はブロッキングです。これは味方クリープの前に立って移動し、クリープの移動を邪魔することで到着を遅らせレーンを下げます。

ここで先ほど出てきた Pull について簡単に説明します。 Pull は中立クリープを利用してレーンに存在する味方クリープを減らしたり、遅らせたりする行為です。これを行う利点は、

  1. 相手に経験値とLHを与えない
  2. レーンの位置を自陣のタワーまで下げられる
  3. 味方に中立クリープ分の経験値とLHの機会を与えられる

以上になります。

Pull の方法については YouTube に動画があるので参考にして下さい。

Gankについて

Gank はレーン ( またはジャングル ) から他のレーンにキルを取るために移動することです。ここではレーンでの Gank 対策とGank の方法について書きます。

Gank 対策

  1. Wardを置いて視界を確保しましょう。
  2. ミニマップを見て、相手が他のレーンにちゃんといるか確認しましょう。自分のレーンから相手がいなくなったら Missing と味方に伝えましょう。
  3. 相手が無理に前に出てきたら警戒しましょう。 ( 特にディセーブル持ちが無理やりスキルを当てに来たら何かあると思ったほうがいいです )
  4. ルーンをできるだけ確認し、敵に取られるぐらいならとってしまいましょう。 ( インビジルーンやヘイストルーンなら逆に Gank を仕掛けられます )
  5. 敵にインビジになるキャラが居るならセントリーを買って Gank を警戒しましょう ( Bounty Hunter / Nyx Assassin / Riki / Clinkz / Broodmother / Shadow Blade を持つ相手 )
  6. 後半は Ult やブリンクダガーで無理やりイニシエートされることもあるので、相手が見えない時は集団で動きましょう。

Gank の方法

  1. ディセーブルをもっているキャラ ( 自分を含めて ) がキルを取りたい相手にスキルを当てましょう。キルを取りやすい方を狙いましょう。
  2. ブリンクやインビジがなく相手のワードの視界をごまかせない場合はスモークを使いましょう。 ( スモークを使うと移動速度が上がり、敵ヒーローかタワーに近づくまで視界に映らなくなります )
  3. 序盤のヘイストルーンとインビジルーンは強力なガンクアイテムです。有効利用しましょう。
  4. 狙う相手がインビジヒーローなら味方を当てにせず自分で Dust を必ず買いましょう ( フルパーティーで味方が二人以上セントリーと Dust を持ってたり Gem を持ってる場合はアイテムスロットを見て判断して下さい )

グローバルスキルは味方に合わせて使うと非常に強力です。味方と連携を考えてみてください。 ( 例:Invoker の Sun Strike を確定のスタンから当てたり、Clockwerk の Power Cogs で囲ったりすることで当てていく )

ジャングルへの Gank は Ward を置いたりして、位置や HP を確認してキルが取れそうなら味方を誘ってキルを取りに行きましょう。インビジヒーローは相手がジャングルで Farm してそうなら偵察に行ってみましょう。 ( 相手の持ち物を確認して看破に注意 )

バランスのとれたチーム構成

  • Str / Agi / Int が 2:2:1 の比になるようする ( 1つのカテゴリーから3人以上選んではいけない )
  • メレーとレンジは 3:2 の比になることが望ましい (できれば2人のレーンはメレーとレンジのコンビが望ましい)
  • 単体指定のスタンを1人は必ず持っている
  • AOEのスタンを1人は持っているのが望ましい
  • タンク ( 味方を守るために相手の攻撃を受ける役 ) が1人は居る
  • Ganker or 早い時間  ( Ultを持ったくらい) で活躍できるキャラが1人は居る
  • Hard Carry ( Farm をしてアイテムを揃えることで Late Game に力を発揮する ) ヒーローが1~2人居る ( 3人以上は負担が重すぎる )
  • Pusherが1人は居る ( 特に相手に複数いる場合は必須 )
  • Support ロールができるキャラが1人は居る ( 2人居ると望ましい )

相性やシナジーがあるので明確な戦略 ( Roaming Ganker や 5マンプッシュ、Roshan スタート etc ) や相手に合わせた Pick の場合はこの限りではありません。

ピックの参考

Push 力があれば勝てそうな場合
Troll WarlordLone Druid など
1人で長時間足止めしたい場合
Naga Sairen の Ult や Elder Taitan のストンプなど
Backdoor を狙いたい場合
Io + Carry ( Chaos KnightTiny ) など

ワードの位置

参考URL

その他

Dota 2 日本語wiki を見てみましょう。初心者向けガイドはかなり充実していて Ward の位置やヒーロー紹介など1度は見ておくべきものがたくさんあります。ぜひ活用してください。

練習したいヒーローが居たら、うまい人のプレイを観戦やリプレイで分析してみてください。最初からうまくはいきませんが、うまい人のまねはとても大切なことです。チャレンジしてみてください。

DOTA 2 はタワーを折るゲームです。時としてタワーを折ること ( 守ることは ) はキル ( ヘルプ ) よりも重要なこともあります。その逆もあります。チームの状況 ( アイテムやスキルビルド、Town Portal の CD 、 Ult の CD など ) をできるだけ把握することで、 Push と集団戦の切り替えを考えてみてください。

負けている時の集団戦については、有利な状況を作り出し押し返しましょう。

  1. Smoke を使い後ろから奇襲して後ろに隠れている Carry ややっかいな Support を倒しましょう。
  2. タワー下で戦うことは非常に有利な状況です。特に 3rd タワーは非常に守りやすいです。ただし、視界を取られて PudgeVengeful Spilit などにタワー外に連れ去られないよう気をつけて下さい。ハラスをしようとしてイニシエートされないように注意することも必要です。
  3. Cool Down の長い Big Ult ( Tidehunter / Enigma / Warlock / Brewmaster / Silencer など ) を相手が使ったら、それが再使用できるようになる前に集団戦に持ち込みましょう。どうしても集団戦で勝てないならタワーレースに持ち込んで、うかつな TP をした相手を狙いましょう。

続いて
「DOTA 2 ハードレーン ソロ」

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