Written by zesuran
ハラスには通常攻撃とスキルによるハラスがあり、更にスキルハラスは大きく分けて対象指定と AOE ( 範囲攻撃 ) に分かれます。
相手がラストヒット(以下LH)を取りに来た時やこちらにハラスしに来た時、相手より射程やモーションが良い場合はクリープに殴られない位置から攻撃します。
危険なのは、相手に優秀なディセーブル ( スロー・スタンなど ) があるにも関わらず前に出過ぎること。特に、自分や相棒(いる場合)にエスケープスキルやカウンターできるディセーブルがない場合は、Mid や他のレーンにヘルプしてもらいましょう。
ハラスにおいて重要な事は、相手より HP やマナ・レベルを高く保ち、レーンでの優位性を保つことにあります。無理なハラス ( クリープに殴られながらのハラス・HPリジェネが高い相手に対するスキルの使いすぎ、それによって Mid が Gank に来た時にディセーブルできない etc ) は控えましょう。
ハラスする対象は、狙いやすいことと HP が低くキルが取りやすいことが重要になってきます。
具体的な例としては Faceless Void や Phantom Assassin / Alchemist / Slardar などのメレー Carry は、序盤は近づくスキルに乏しかったり、単体では火力を出せなかったりするヒーローです。そのため、レンジヒーローや優秀なディセーブルを持つヒーローは積極的にハラスに出ることができます。
また HP の低いキャラ ( Agi / Int 全般 ) に対しては、ハラスの打ち合いからスキルを決めてキルを取りに行くことができたり、レーンから下がらせて一時的に 2:1 の状況を作り出したりできます。
スキルでのハラスはマナとの相談になります。 Lich のサクリファイス、ボトルやソウルリング、Crystal Maiden のマナリジェネレーション、Keeper of the Light のマナ回復などがある場合は、積極的にハラスを行っていきましょう。そうでない場合は、身を守るためやキルを取るためにある程度のマナ(スキル1回分)は残しておきましょう。特に AOE スキルの場合はしっかり当たりそうな時に使っていきましょう。
テクニック:敵クリープは敵をクリックして攻撃しようとすると、感知範囲だとターゲットをこちらに変えてきます。この時、味方クリープを攻撃するとターゲットから外れることができます。タワーに攻撃された時もターゲットを自分から外すのに使えるので一度練習してみてください。
また、この性質を利用してクリープを自分の近くに引っ張りラストヒットを取りやすくすることもできます。 ( リプレイなどで上手な人の動きを見てみて下さい )
レーンの位置は非常に重要です。例えば、タワーの下なら Gank を受けにくいし Deny もしやすくなりますが、タワーの攻撃で LH が取りづらくなります。また Gank を受けた時にタワーが近ければ、味方がテレポートしてくれて返り討ちにしてくれるかもしれません。
レーンの位置は、なるべく自分たちが有利なところにコントロールするよう心がけます。特にトリレーン ( 3人でレーンを維持する ) の場合は Pull を行ったりしてレーンを下げてファームをし、相手に経験値を吸わせないようにする必要があります。逆に、相手がソロの場合は経験値を吸われ LH まで稼がれたら負けていると感じたほうがいいかもしれません。
レーンを下げる一番簡単な方法はブロッキングです。これは味方クリープの前に立って移動し、クリープの移動を邪魔することで到着を遅らせレーンを下げます。
ここで先ほど出てきた Pull について簡単に説明します。 Pull は中立クリープを利用してレーンに存在する味方クリープを減らしたり、遅らせたりする行為です。これを行う利点は、
以上になります。
Pull の方法については YouTube に動画があるので参考にして下さい。
Gank はレーン ( またはジャングル ) から他のレーンにキルを取るために移動することです。ここではレーンでの Gank 対策とGank の方法について書きます。
グローバルスキルは味方に合わせて使うと非常に強力です。味方と連携を考えてみてください。 ( 例:Invoker の Sun Strike を確定のスタンから当てたり、Clockwerk の Power Cogs で囲ったりすることで当てていく )
ジャングルへの Gank は Ward を置いたりして、位置や HP を確認してキルが取れそうなら味方を誘ってキルを取りに行きましょう。インビジヒーローは相手がジャングルで Farm してそうなら偵察に行ってみましょう。 ( 相手の持ち物を確認して看破に注意 )
相性やシナジーがあるので明確な戦略 ( Roaming Ganker や 5マンプッシュ、Roshan スタート etc ) や相手に合わせた Pick の場合はこの限りではありません。
参考URL
Dota 2 日本語wiki を見てみましょう。初心者向けガイドはかなり充実していて Ward の位置やヒーロー紹介など1度は見ておくべきものがたくさんあります。ぜひ活用してください。
練習したいヒーローが居たら、うまい人のプレイを観戦やリプレイで分析してみてください。最初からうまくはいきませんが、うまい人のまねはとても大切なことです。チャレンジしてみてください。
DOTA 2 はタワーを折るゲームです。時としてタワーを折ること ( 守ることは ) はキル ( ヘルプ ) よりも重要なこともあります。その逆もあります。チームの状況 ( アイテムやスキルビルド、Town Portal の CD 、 Ult の CD など ) をできるだけ把握することで、 Push と集団戦の切り替えを考えてみてください。
負けている時の集団戦については、有利な状況を作り出し押し返しましょう。