チーム 日本語 @ DOTA 2
- since 20 Dec 2012 -

DOTA 2 ハードレーン ソロ

Written by zesuran

Hard Lane Solo は難しいロールです。初心者は相手の Solo Lane 対策として、脱初心者を目指す方は自身でチャレンジするための参考としてこの文章をご活用下さい。

なぜソロレーンを行うのか

  1. 味方 Carry を安全に育てる 3:1:1 の Tri Lane 構成
  2. Jungle Farm で相手チームよりお金や経験値を稼ぐ 2:1:1+Jungler 構成
  3. 早い段階で Gank による Kill を稼ぐ 2:1:1+Roaming Ganker 構成
  4. 経験値を一人で吸収して Ult を覚え Early Game で優位に立つ
  5. Hard Lane で相手 Carry の成長を妨害する逆 Tri Lane 構成

ソロレーンの優先事項

死なないこと
Death を重ねることは相手の Carry を育てることになります。
経験値を獲得すること
レーニングが厳しい場合でも、ショップや木の影に隠れて経験値獲得範囲に留まる必要があります。
タワーを守ること
安全に経験値を獲得して生き残るためにタワーが必要です。またタワーが折られるとゲームの流れに大きな影響を与えます。 ( 視界が無くなり、タワーマネーを相手に与え、テレポート出来る位置が減ります )

ヒーローの選択

Solo Lane はヒーローによって向き不向きがあります。 Ult を修得するまでの立ち回りやすさを基準に、お奨めのヒーローを紹介します。

Dark Seer

Dark Seer

長所
2番で対 Push 対策が容易
2番が対 Melee ハラスとして優秀
3番が逃げスキル / スローに対して強い
短所
LH / Deny 性能が低い
移動不可地形に弱い
2番を付けたクリープを処理できる相手が苦手

Mirana

Mirana

長所
移動不可地形を飛び越せる逃げスキル
攻撃射程と移動速度が優秀
1番で対プッシュが可能
短所
基礎攻撃力が低め
HP が低め
3番の CD が長め / Slark に拘束される

Clockwerk

Clockwerk

長所
HP とアーマー値が優秀
1番と2番でイニシエートしやすい
3番でレーニングを安全な場所から出来る
短所
メレーなので LH / Deny が難しい
マナ管理が難しい
逃げ方が特殊なので練習が必要

Timbersaw

Timber Saw

長所
HP が高い
2番を伸ばすほど逃げ追撃性能が上がる
3番が通常攻撃の対ハラスとして優秀
短所
メレーなので LH / Deny が難しい
マナ管理が難しい
スキルによるダメージに弱い

Centaur Warrunner

Centaur Warrunner

長所
HP が高く3番の反射ダメージがある
1番の範囲スタンがある
Ult はグローバルで味方全員がヘイスト
短所
メレーなので LH / Deny が難しい
1番は範囲が狭くマナ消費が大きい
2番は自身にダメージが入るので HP に注意

序盤のレーニングについて

タワー

タワーは序盤に経験値と Gold を安全に獲得できるセーフゾーンです。折られるとタワーマネーを相手チームに与えてしまい、ゲーム全体に影響を与える存在です。さらには、視野や TP できる場所が減ることで相手は Gank を成功させやすくなり、 Tier 2 のタワーが早い段階で折られる可能性が高くなります。

AOE ダメージのスキルを持っている場合は、相手の Push に対してスキルを使っていくことでタワーを攻撃されずに Farm を行えます。もちろん、こちらからの積極的な Push は Gank の危険性が増えるので気をつけましょう。

味方クリープが全滅して敵クリープが多く残ったら、敵クリープのターゲットを取ってタワーの下から次の味方クリープまで引っ張って行きましょう。

ただしこの行動は相手にタワーダイブの機会を与える可能性があります。相手の立ち位置に注意して、必要ならば Tier 2 タワーまで下がりましょう。

ワード

ワードで Pullされないように中立キャンプを潰し、 Gank をされないように回りこまれそう場所の視界を取りましょう。
対 Jungler やルーン視界を兼ねた設置場所もあるので紹介します。

Radiant ( Top 側に置く場合 )

中立キャンプ ( 小 ) を潰すのに使う基礎的な場所
中立キャンプ ( 小 ) を潰すのに使う基礎的な場所

左下の中立キャンプ ( 大 ) を潰し、レーン横の茂みと Mid 方面への視界を確保
左下の中立キャンプ ( 大 ) を潰し、レーン横の茂みと Mid 方面への視界を確保

上の中立キャンプ ( 小 ) を潰し、 Mid 方向への視界を確保
上の中立キャンプ ( 小 ) を潰し、 Mid 方向への視界を確保

中立キャンプ ( 小 ) を潰し、 Mid 方向と Jungle の視界を確保
中立キャンプ ( 小 ) を潰し、 Mid 方向と Jungle の視界を確保

Dire  ( Bottom 側に置く場合 )

中立キャンプ ( 小 ) を潰すのに使う基礎的な場所
中立キャンプ ( 小 ) を潰すのに使う基礎的な場所

右下の中立キャンプ ( 小 ) と左上の中立キャンプ ( 大 ) を潰し、 Mid 方向への視界を確保
右下の中立キャンプ ( 小 ) と左上の中立キャンプ ( 大 ) を潰し、 Mid 方向への視界を確保

ルーン周辺の視界とレーン横の茂みや川の視界を確保
ルーン周辺の視界とレーン横の茂みや川の視界を確保

対 Tri レーン対策の茂み視界、 Pull 状況確認用の視界を確保
対 Tri レーン対策の茂み視界、 Pull 状況確認用の視界を確保

中立キャンプ ( 中 ) を潰し、ルーン周辺の視界を確保
中立キャンプ ( 中 ) を潰し、ルーン周辺の視界を確保

上のデワード対策版
上のデワード対策版

左下の中立キャンプ ( 大 ) とルーン周辺の視界を確保
左下の中立キャンプ ( 大 ) とルーン周辺の視界を確保

ミニマップ

最初にレーンに到着した時、まずミニマップを見て相手の誰がどこにいるか把握しましょう。もし相手がミニマップで把握できなければ Tri レーンや First blood を狙いに Gank に来ている可能性があります。視界のない場所やタワーに逃げ込めない位置には移動しないようにしましょう。

Observer Ward を置いて視界を確保していても Smoke を使われていた場合は把握できません。常にミニマップで誰がいないかを確認しましょう。

ソロレーンの注意点

ソロレーンを行うべきでない一例

相手のジャングルに強力な Push ヒーロー ( Chen / Nature's Prophet / Enigma など ) がいたり、 Farm Lane にスノーボールを行える Carry がいる場合、チームに成長の遅いジャングラー ( 回るのが遅かったり、アイテムやスキルビルドがファーム寄りで Gank が期待できない ) を抱えてしまう場合は行うべきではありません。

例えば、味方チームに Jungle Doom がいて Midas ビルドを行い、相手に TerrorbladeChen がいた場合には、味方チームの Solo Lane はゲーム序盤から重圧のあるレーンを強いられることになります。序盤からの Gank に警戒し、早期 Push によってタワーをおられることを防ぐ必要があるからです。

もし、タワーを早期に折られたなら、相手全員に Gold を与え、他のレーンへの Gank や Push を止められなくなる可能性が増えます。

こうした場合は、ジャングラーが十分な Farm を行う前に戦闘に参加することを強いられる可能性が増え、ジャングラーの利点がなくなってしまうため、 Solo Lane を行うべきではないと考えられます。

Ult を覚えたあと ( Lv.6~7 以降 ) の動きについて

  1. Ganker / Initiater タイプ
  2. Solo push タイプ

1 のタイプは Ult 習得後 Gank や集団戦に参加することを考え、レーンを他のキャラに譲り Roaming することになります。あるいは味方に Gank に来てもらいましょう。

2 のタイプは Push と Escape が得意なキャラが当てはまり、 Split Push や相手の Jungle で Farm することで経験値と Gold を稼ぎます。これは相手に Farm させないことや Back door でタワーレースすることも視野に入れて行います。

チーム編成次第で Mirana / Clinkz / Dark Seer もお奨めです。

いずれの場合でも中盤以降は TP を持ち歩くようにしましょう。

Gank に回る場合

  1. チームに Gank を行えるキャラクターが他にいない場合や、タワーを守るためにレーンを離れることが出来ない味方が居る場合、ソロレーンから Gank に回り Kill を取ることで Support や Ganker が Rome できるような環境を作り出すことができる。
  2. ソロレーンでまともに Farm できない場合は積極的に動く必要がる。ややリスキーな選択だが、タワーダイブをされるようになってきたら、無理にレーンに居座るよりも Rome に動いて他のレーンで勝つことを目指す。

レーンを維持する場合

  1. 他のレーンが勝っておりレーンを離れる必要がない。もしくは味方が Gank に来てくれる状態にある。
  2. 自分が Carry で Farm する必要があり、 Gank の危険性が少ない場合 ( 相手が他のレーンを Push している / ワードで視界がとれている / 相手に Nuke スキルや TP を止める手段がない など )

考察

Solo lane の難しさはマッチアップに左右されます。何度も Gank 対策について記述してますが、相手にスタンが3つある場合や単体指定サイレンス + スタンが2つある場合はどのヒーローでも厳しい状況です。

逆に相手にスタンが無い場合やハラス力がない場合は勝てるチャンスです。レベル差を作り出してチャンスを狙って行きましょう。

インビジをエスケープの主体にしているヒーローは相手の持ち物に常に気をつけてください。相手が Sentry Ward や Dust of Appearance を持っていたら死亡する確率はグッと上がります。透明状態で相手のクリープの攻撃を食らったりしたら、看破されている状態ですので急いで逃げましょう。
自分で Sentry Ward を買って Deward し身を守りましょう。

相手が Tri Lane だった場合は Kill を取られず経験値を獲得できれば勝っていると考え、 LH にこだわらないほうがいいでしょう。また Tri Lane は相手のサポート達が Mid へ Smoke Gank に行く可能性が高いので、相手が見えない時は多少多めでも Mia コールを出しましょう。

ペットのおうち
Twitter Youtube 配信所 Twitch Facebook Page Facebook Group Google+

メールニュース

情報配信ご希望の方はメールアドレスをご登録ください。

べんりんく

Team Japanese
Steam コミュニティ
初心者用ガイド集
我らのガイド集
DOTA 2
DOTA 2 公式
Dota 2 日本語wiki
定番 Wiki
DotaCinema
動画で学ぶドータ
DOTABUFF
対戦成績確認
DOTA 2 Lounge
トレード・賭博
Samurai Traders
アイテム情報